「リキッドにテルペンを入れたいけど、どのくらい入れればいいの?」
「混ぜるタイミングっていつが正解?」
「CDTとボタニカル、リキッドにはどっちが合う?」
——テルペンを買ったはいいけど、いざリキッドに使おうとすると分からないことだらけ。これはほぼすべての方が通る道です。
結論から言うと、リキッドへのテルペン添加は「5〜8%・冷却前・よく撹拌」の3点さえ押さえれば失敗しません。逆に言えば、ここを外すと「味が薄い」「喉が痛い」「結晶が出る」「分離する」といったトラブルがほぼ確実に起きます。
この記事では、大阪・日本橋のテルペン専門店 TERP HEADS が、リキッドにテルペンを入れる方法を初心者でも実践できるレベルまで噛み砕いて解説します。添加量の基準、タイミング、CDT・ハイブリッド・ボタニカルの使い分け、よくある失敗の対処まで、これ1本で「リキッド×テルペン」のすべてが分かる完全ガイドです。
この記事でわかること
- リキッドにテルペンを入れる「目的」と「効果」
- 最適な添加量|濃度別・用途別の早見表
- テルペンを入れるベストタイミングと手順
- CDT・ハイブリッド・ボタニカル|リキッドにはどれが合う?
- CBDリキッド・ワックス・コンセントレートでの使い分け
- 失敗例と対処法|味が薄い/喉が痛い/結晶化
- テルペンを入れる際の安全対策
- よくある質問(FAQ)
なぜリキッドにテルペンを入れるのか?3つの効果
そもそも、なぜリキッドにテルペンを入れる必要があるのでしょうか。テルペンを加えることで得られる効果は、大きく分けて3つあります。
① 風味の付与|無味のリキッドに「香り」と「味」が生まれる
CBDアイソレートを希釈液(PG/VG)に溶かしただけのリキッドは、ほぼ無味無臭です。テルペンを加えることで、フルーティー・ハーバル・シトラスなど、自分の好みのフレーバーに自由にカスタマイズできます。
② 結晶化の抑制|高濃度CBDリキッドの安定剤として機能
CBDアイソレートは結晶状の固体のため、高濃度で配合すると冷却後に再結晶化するトラブルが頻発します。テルペンは非極性〜弱極性の有機溶媒として働き、CBDの分散を安定化させ、結晶化リスクを大幅に下げます。
③ 粘度の調整|アトマイザーへの吸い上がりが改善
テルペンは低粘度の液体なので、配合量を増やすほどリキッドはサラサラになります。粘度が高すぎてコイルに液が供給されない「空焚き」状態のリキッドも、テルペンを加えるだけで吸い上がりが改善します。
つまり、テルペンは単なる「香料」ではなく、リキッドの完成度を左右する設計要素。これがテルペン専門店として何百本ものリキッドを見てきた私たちの結論です。詳しい理由はリキッド作りにおけるテルペンの重要性でも解説しています。
リキッドへのテルペン添加量|用途別の早見表
テルペンの添加量は全体量に対する%で表します。たとえば「5%添加」とは、リキッド10mlに対してテルペン0.5mlを加えるという意味です。
用途別の推奨添加量を一覧化しました。迷ったらこの表を基準にしてください。
| 用途 | 推奨添加量 | 仕上がりの特徴 |
|---|---|---|
| 初めてテルペンを試す | 3〜5% | ほんのり香る、控えめで上品 |
| 標準的なCBDリキッド | 5〜8% | しっかり風味、バランス良し(推奨ゾーン) |
| 本格派フレーバー追求 | 8〜12% | 濃密で立体的、ストレインの個性が際立つ |
| ワックス・コンセントレート | 3〜7% | 低めが基本、加熱で香りが立ちやすいため |
| 高濃度CBDリキッド(30%超) | 8〜15% | 結晶化抑制を兼ねて多めに配合 |
| 15%以上 | 非推奨 | 喉への刺激が強くなり、味も崩れやすい |

テルペン添加量による色の濃淡。添加量が増えるほど琥珀色が深くなる
最も失敗が少ない標準値は5〜8%です。市販のCBDリキッドの多くもこの範囲で設計されています。配合比率の詳細はテルペン配合比率の完全ガイドもあわせてご参照ください。
テルペンを入れるベストタイミングと手順
「いつ・どの順番でテルペンを入れるか」で、最終的な風味の出方が大きく変わります。テルペンは揮発性が非常に高いため、間違ったタイミングで入れると香りの大半が失われてしまいます。
基本手順|CBDリキッド10ml(テルペン5%)の作り方
標準的なCBDリキッド10mlに、テルペンを5%(=0.5ml)添加する手順を例に解説します。
- 道具を準備:精密スケール、シリンジ、耐熱ガラス容器、ニトリル手袋を用意
- CBDアイソレートを計量:目標濃度に応じた量(例:30%濃度なら3g)を耐熱容器に
- 湯煎で溶解:60〜70℃のお湯で透明な液状になるまで溶かす(3〜5分)
- 希釈液を加える:PG/VG混合液をシリンジで2〜3回に分けて注入し、撹拌
- 火から下ろす:湯煎を止めて、液温が50℃前後まで下がるのを待つ
- テルペンを加える:シリンジで0.5mlを注入、よく撹拌(30秒以上)
- 常温まで自然冷却:10〜15分かけてゆっくり冷ます
- 馴染ませる:使用前に15〜30分置くと、味が均一にまとまる

湯煎を止めて液温が50℃以下まで下がってから、シリンジでテルペンを加える
絶対に守るべきタイミングのルール
⚠ 鉄則:テルペンは必ず加熱を止めた後に加える。湯煎中(60〜70℃)の液に直接入れると、香り成分の30〜50%が揮発して失われます。
液温が50℃以下まで下がってからテルペンを加えるのがベストです。ぬるま湯程度の温度感が目安。熱すぎず、かといって完全に冷えていない状態だと、テルペンが均一に混ざりやすくなります。
CDT・ハイブリッド・ボタニカル|リキッドにはどれが合う?
テルペン製品には大きく分けて3種類あります。それぞれリキッドに使ったときの特徴が異なるため、目的に応じて選んでください。
| CDT | ハイブリッド | ボタニカル | |
|---|---|---|---|
| 原料 | 大麻草由来 | 大麻草+植物のブレンド | 植物由来のみ |
| 香りの再現度 | ★★★★★ 本物の品種そのもの | ★★★★☆ CDT寄り | ★★★☆☆ クリーンな調合香 |
| リキッドでの推奨比率 | 5〜10%(少量で深い香り) | 6〜10%(バランス型) | 7〜12%(やや多めが効果的) |
| 価格帯 | 高め | 中程度 | リーズナブル |
| 初心者向け? | 本物志向の方に | 最もバランス良し | フルーツ系で入りやすい |

CDT・ハイブリッド・ボタニカル|液色の違いがそれぞれのキャラクターを表す
CDT|本物の品種の香りを再現したい方に
カンナビス由来テルペン(CDT)は、大麻草そのものから抽出した100%天然テルペン。少量でも複雑で深い香りが立ち上がり、5〜8%の配合でも本格的なストレイン感を再現できます。コスパは高めですが、香りの完成度は圧倒的。
ハイブリッド|CDTとボタニカルの「いいとこ取り」
CDTの本格感と、ボタニカルのクリーンさを兼ね備えたタイプ。価格と品質のバランスが良く、初心者から上級者まで失敗しにくい万能型です。迷ったらまずこれ。
ボタニカル|フルーツ系フレーバーを手軽に楽しむなら
植物由来のテルペンを調合したタイプ。CDTほどの複雑さはありませんが、「マンゴー」「ストロベリー」など分かりやすいフルーツフレーバーを手軽に楽しめます。初めての方や、コスパ重視の方におすすめ。
👉 フルーツ系ボタニカルテルペン/ヘンプ系ボタニカルテルペン
CBDリキッド・ワックス・コンセントレートでの使い分け
同じテルペンでも、何に加えるかで最適な添加量や手順が変わります。用途別のポイントを整理します。
CBDリキッド(PG/VG系)|標準5〜8%
最も一般的な用途。CBDアイソレートを希釈液で溶かしたベイプリキッドに、テルペンを5〜8%添加するのが王道です。湯煎温度は60〜70℃、テルペンは火から下ろした後に加えます。
高濃度CBDリキッド(30%超)の場合は、結晶化抑制を兼ねてテルペンを8〜15%まで増やすのが安定のコツ。
CBDワックス・コンセントレート|低めの3〜7%
ワックスやコンセントレートは加熱時に一気に気化するため、テルペンが過剰だと香りが「キツい」と感じます。リキッドより低めの3〜5%スタートが鉄則。慣れてきたら7%程度まで。
ワックスへのテルペン添加は、湯煎で軽く温めてから(40〜50℃)撹拌するとムラなく混ざります。
フルテルペンリキッド|上級者向けの15%超
希釈液をテルペン専用希釈液に置き換え、テルペン比率を15%以上に上げる上級者向けの配合。カンナビスのストレイン感を最大限再現できますが、喉への刺激が強くなるため、配合バランスの調整に経験が必要です。
アロマ・ディフューザー用途|希釈液で5〜10%
ベイプ用途以外でも、テルペンはアロマディフューザーに数滴加えて香りを楽しめます。原液のままではなく、専用のアロマオイルや無水エタノールで5〜10%程度に希釈してから使用してください。
よくある失敗と対処法|味が薄い/喉が痛い/結晶化
❌ 失敗①:香りや味が弱い・物足りない
原因:添加量が少なすぎる(3%未満)、もしくはVG比率が高すぎる
対処:テルペンを1%ずつ追加して様子を見る。VG比率が60%を超えている場合はPGを増やすとフレーバーが立つ
❌ 失敗②:吸ったときに喉が痛い・咳き込む
原因:添加量が多すぎる(10%超)、もしくはPG比率が高すぎる
対処:テルペンを抜くために希釈液を追加し、5〜8%に薄める。PG/VG比率を50:50に戻す
❌ 失敗③:冷却後に白く濁った・結晶が析出した
原因:CBD濃度に対してテルペン量が不足している、または急冷した
対処:40〜60℃の湯煎で5〜10分温め直すと再溶解する。次回からテルペン比率を2%上げる
❌ 失敗④:アトマイザーから液漏れする
原因:テルペン過剰でリキッドがサラサラになりすぎている
対処:テルペンを10%以下に抑える、もしくは専用増粘剤で粘度を調整
❌ 失敗⑤:味にムラがある・香りが安定しない
原因:撹拌不足、または使用直後で馴染んでいない
対処:混合後に最低15〜30分置いてから使用。マグネティックスターラーで均一撹拌するのも有効
テルペンを入れる際の安全対策
テルペンは天然成分ですが、原液は非常に高濃度です。取り扱い時には以下の点に注意してください。
- 必ず希釈してから使用:原液のまま吸引・摂取しない。リキッドに5〜15%添加が基本
- ニトリル手袋を着用:皮膚刺激があるため、配合作業時は手袋必須
- 換気の良い場所で作業:揮発性が高く、密閉空間では香気が充満しやすい
- 火気厳禁:テルペンは引火性があるため、火元から離れた場所で作業
- 保管は冷暗所・遮光容器:直射日光と高温で品質劣化が進む
- 子供・ペットの手の届かない場所に保管
テルペンをリキッドに入れる際の必須ツール
| 道具 | 用途 | 取扱い |
|---|---|---|
| 精密スケール | テルペンと原料の正確な計量(0.01g単位推奨) | 計量器一覧 |
| シリンジ | テルペンの注入・計量(1ml・5ml推奨) | シリンジ一覧 |
| 耐熱ガラス容器 | 湯煎・混合用(10〜30ml推奨) | 容器類一覧 |
| ニトリル手袋 | 皮膚保護 | 手袋一覧 |
| 希釈液 | テルペン専用ベース液 | 希釈液一覧 |
| 増粘剤 | 粘度調整・液漏れ防止 | 増粘剤一覧 |
よくある質問(FAQ)
Q. リキッドにテルペンは何%入れるのが正解?
標準的なCBDリキッドの場合、5〜8%が最も失敗が少なく、しっかり風味も感じられる黄金ゾーンです。初めての方は3〜5%から始めて、好みで増減してください。
Q. テルペンを入れるタイミングはいつ?
湯煎を止めて、液温が50℃以下まで下がってからが最適です。加熱中に入れるとテルペンの香り成分が揮発して大幅に失われます。
Q. CDTとボタニカル、リキッドにはどちらが合う?
本物のカンナビス品種の香りを再現したいならCDT、フルーツ系で手軽に楽しみたいならボタニカル、両方のいいとこ取りならハイブリッドです。
Q. テルペンを入れすぎるとどうなる?
10%を超えると喉への刺激が強くなり、咳き込みの原因に。15%を超えると味の層が崩れて単調になり、液漏れリスクも上がります。上限は12%までと覚えてください。
Q. テルペンなしでリキッドは作れる?
作れますが、無味になり、高濃度CBDだと結晶化リスクが上がります。少量でもテルペンを入れることを強く推奨します。
Q. 異なるテルペンを混ぜてもいい?
可能です。たとえばCDT 5% + ボタニカル 3% で独自フレーバーを作る上級者もいます。ただし合計15%を超えないように注意してください。
Q. リキッド以外にもテルペンは使える?
はい。ワックス・コンセントレート、アロマディフューザー、ベイプペンなど幅広く使えます。ただし食品や化粧品への使用は推奨しません(純度・用途規格が異なるため)。
Q. テルペンの保管期間は?
未開封なら1〜2年、開封後は遮光容器・冷暗所で6ヶ月〜1年を目安に使い切ってください。
まとめ|リキッド × テルペンは「量・タイミング・選び方」がすべて
リキッドにテルペンを入れる方法を一気にまとめます。
- 添加量の標準は5〜8%。初心者は3〜5%から
- タイミングは加熱を止めて液温50℃以下になってから
- 混合後は15〜30分馴染ませると味がまとまる
- 本物志向ならCDT、バランス重視ならハイブリッド、手軽さならボタニカル
- ワックスは3〜7%と低め、高濃度CBDリキッドは8〜15%で結晶化抑制
- 15%超は喉刺激・液漏れリスクが高く非推奨
テルペンは「香り付け」ではなく、リキッドの完成度を決める設計要素です。正しい量・タイミング・選び方を押さえれば、市販品をはるかに超える本格的なリキッドが自宅で作れます。
TERP HEADSでは、LAから直輸入したCDTテルペンをはじめ、ハイブリッド・ボタニカル合わせて30種以上のラインナップをご用意。希釈液・増粘剤・シリンジ・スケールなど、リキッド配合に必要な道具もワンストップで揃います。
テルペンの香りを実際に確かめたい方は、大阪・日本橋の実店舗にもぜひお越しください。
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※本記事は、テルペンを用いたリキッド配合に関する一般的な情報提供を目的としたものです。テルペン製品は雑貨(香料素材)であり、食品・化粧品・医薬品ではありません。記事の内容は医療アドバイスではありません。




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